不妊治療、体外受精の経験談を自分のための記録と、どなたかの参考になればと思ってつづります。
この記事は、移植周期の妊娠判定以降のレポです。
それまでの移植周期の記事はこちらです。


5週5日の通院
妊娠の判定をもらった1週間後に経過を見てもらいに病院に行きました。
前回のエコーで、角度によって胎嚢が2つ見えたため、今回の主な目的は双子かどうかを確かめることでした。
エコーの結果、胎嚢は1つでした。
15mmほどまで大きくなっており、胎盤ができるまで赤ちゃんが栄養をやり取りする卵黄嚢も見えました。
その後の診察での先生のお話しでは、ここまでは順調に育っているようで、これからのスケジュールは2週間後に心拍確認、さらに2週間後に受診して問題なければ不妊治療クリニックは卒業とのことでした。
また、そろそろ産院も探しておくといいとのこと。
その後、薬局で移植の前から同様の薬のセット、エストラジオール、デュファストン、ワンクリノンを2週間分受け取って帰りました。
なお、この日の病院のお会計は妊婦検診に該当するためか自費診療でした。
7週5日の通院
7週5日は心拍確認のための通院でした。
6週には心拍確認ができることもあるようなので、わたしの行っているクリニックは確実に心拍確認ができるタイミングを設定しているようでした。
この前日の朝に生理1日目のような出血があり、最悪のことも頭をよぎっていたので、この日のエコーは怖かったです。
それなので、内診に呼ばれてすぐに看護師さんにそのことを伝え、先生には出血があったことを踏まえてエコーをしてもらいました。
いつも通り子宮の様子を確認した後に、カーテンを少し開いてエコーの画面を見せてもらいました。
画面には頭と体が分かれていることがわかる二頭身の赤ちゃんが映っていると説明がありました。
…が、心臓が動いていませんでした。
考えないようにしていましたが、その覚悟は少しありました。
それなので内診室で泣くことはありませんでした。
でも、つらくて待合室では少し涙が出てしまいました。
その後の診察では、最後になる赤ちゃんのエコー写真とともに流産の説明がありました。
つらいだろうけれども、
・妊娠した人のうちの6人に1人は流産してしまう
・この時期の流産の原因はほとんど赤ちゃん側の染色体異常
だから仕方がないこと、としたうえで、
・昨日の出血は流産の始まりの兆候と考えられる
・赤ちゃんは7mmほどで7週頭ごろの大きさ(7週5日だと12~13mmが一般的)
とのことでした。
また、子宮の中の内容物については、自然排出を待つ方法、手術をする方法の2つがあるとお話がありました。
自然排出は長いと1か月ほどかかることもあり、内容物が残る可能性もある、手術は1日で内容物を取れるが、やわらかくなっている子宮を傷つける恐れがあるとのこと。
考えないようにしていたため事前知識がなく迷いましたが、自然排出を待つことにしました。
自然排出は重ための生理と思っておいてもらえれば、というお話でした。
この後は、内容物が出た後に病院に連絡をし、それからのことを決めるようです。
少しお話を聞いた限り、この病院では2回の移植でうまくいかない場合に何かしらの検査をする方針のようで、次行うとしたらまた移植からになりそうでした。
とてもつらく、病院を出てから一緒に来ていた夫と路地裏でしばらく泣きました。
その後、最寄りの駅で、移植後から我慢していたお寿司を買って帰りました。
この妊娠は、着床できる体であると教えてくれた貴重な体験でした。
残念な結果になりましたが、2つ目の胚を信じて、また同じホルモン補充周期での移植をしようと思っています。
【流産確定までの経過】
・7週2~3日:ワンクリノン膣剤のカスにこげ茶色のものが混じる
・7週4日:朝~昼過ぎに鮮血の出血。以降は茶色っぽい少量の出血が続く
・7週5日:朝に茶色の少量の出血。生理時のような軽い腰痛 →病院で流産の診断