【書評】川代紗生・私の居場所が見つからない 承認欲求と向き合い続けた筆者が見つけたこととは…?

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人に認められたい、自分を特別な存在だと言ってほしい…。
誰もが気軽に発信できる時代になったからこそ、多くの人を苦しめているであろう『承認欲求』。
そんな『承認欲求』をテーマにしたブログを書籍化した、川代紗生さん著『私の居場所が見つからない』を読んで感じたことがこちらです。

・誰もができることを深掘って深掘って突き詰めれば、自分だけの価値になる
・川代さんが悩んだ時に取る行動が面白い
・書くことってすごい!

自分のコンプレックスを記事のネタにしていたという川代さん。
誰でもコンプレックスはあるし、それを書くことはたぶんできると思います。
でも、川代さんは面白おかしくネタにして終わり!ではなく、なぜコンプレックスに感じるのか、どうしたら克服できるのかと、読んでいる方が苦しくなるくらい突き詰めていく。
そして、自分が納得できる落としどころを見つける、ということを何回も繰り返し、それを共感を呼ぶコンテンツにしてしまう。
う~ん、ブログのテーマを何にしたらいいかとか、読者のためになるブログってなんだという情報があふれている中、自分を見つめ倒して記事にするというのが、もうすごいです。
これこそ唯一無二の独自性のある記事だよな~と思いました。

あとは、川代さんは悩んだ時は書店に行って、その時々の悩みの傾向を書棚を眺めて把握しているというのが面白いと感じました。
そんな風に書店を使っている人がいたなんて…!

書くことを通して、自分というコンテンツを作り上げ、つらいことを乗り越えてきたという川代さんの記録が詰まった本書。
文字にぶつけることで見えてくるものがあるんだ、と改めて思いました。
マインドマップとか、自分の頭の中を見える化することにもつながっていますよね。

本書には共感するところがいっぱいありました。
わたし自身は承認欲求というよりは、人に嫌われることをすごく恐れてしまうので…。
気を遣って褒めているとかはないのですが、この文を川代さんが読んで傷付いたらイヤだなとか、いらん心配しちゃうし…。

気になった人はぜひ手に取ってみてください!


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