【不妊治療】体外受精レポ ~移植周期・前編~

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ピル other

不妊治療、体外受精の経験談を自分のための記録と、どなたかの参考になればと思ってつづります。
この記事は、移植周期のレポです。
採卵周期の記事はこちらです。

通院回数と内容

移植周期の通院回数は全部で5回でした。
そのタイミングと目的は以下の通り。

通院タイミング診療内容
D3(生理開始から3日目)・血液検査(各種ホルモン)
・内診
・診察
・薬局で薬の受け取り
D3(①の次の周期)・血液検査(各種ホルモン)
・内診
・診察
・移植前の薬の説明
D13・血液検査(各種ホルモン)
・内診
・診察
・移植前の薬の説明
D20・移植
BT14(移植から14日目)・妊娠判定

移植見送り

移植周期の通院は、採卵後の2回目の生理が始まってから3日以内に行くことになっていました。
採卵後最初の生理は採卵の4日目に開始、その後、自然に次の生理が来るのを待ったので、①の通院は採卵から約1か月後のタイミングでした。
この日の診療内容は採血検査と内診、診察でした。
血液検査でわかる各種ホルモンの値は問題なかったのですが、内診で右の卵巣が腫れていると言われました…。
先生によると、卵巣の腫れは卵巣内に3cmほどの大きさの卵胞があるためとのことでした。
エコー画像を見せてもらうと、たしかに大きな黒い影がありました。
通常、生理中は育ち始めの小さ目の卵胞が複数あるはずなのですが、どうやら前回の排卵がうまくいかずに、卵巣内に卵子が入ったままの卵胞が残ってしまったようです(これは遺残卵胞と言うそうです)。
このような遺残卵胞があると、予期せぬタイミングで黄体ホルモンが出てしまい、移植しても着床しづらくなるとのことでした。
よって、今周期の移植は見送ることに(._.)
胚凍結までが順調だったこともあり、このまま移植できると思っていたので、移植周期に入れずだったのはショックでした。
考えても仕方ないですが、こんなことなら前回の生理をピルで早めたらよかったな~なんて思ったりもしました。
また、遺残卵胞があった、つまり前回の排卵がうまくいかなかった原因を先生に聞いてみると、恐らく採卵後にOHSS予防で薬を使って生理を早めたためではないかとのことでした。
珍しいことではないようです。
そして、このまま次の生理を待つのはもったいから、生理が来るのを早めるピルを服用してみる?と提案してもらい、そうすることにしました。
診察後は薬局で、この日からのピルを2週間分出してもらい、帰りました。
ピルはプラノバールという中用量ピルで、飲み終わった3・4日後に生理が来ると聞きました。
プラノバールは吐き気や頭痛などの副作用が出ることがあると聞いたことがあり、薬剤師さんからも副作用が出る人も少ないもののいると説明を受けたので不安になりました…。

ホルモン補充で移植周期を開始

ピルを飲み終わって5日後に生理が来たので、今回も3日目に②の通院をしました。
恐れていたプラノバールの副作用はありませんでした…!
この日の診療内容は、前回同様、血液検査と内診、診察に加えて、移植を迎えるために飲む薬の説明を受けました。
ホルモン値、卵巣の腫れともに問題はなく、晴れて移植周期に入れました。
余談ですが、前回の内診時に卵巣の腫れの原因になっていた遺残卵胞はまだ残っていて(!)、卵子がなくなって破れた卵胞だけが小さくなって残っていたようです。
卵巣のエコー画像を見せてもらい、たしかに黒い影はありましたが、素人目にはよくわからずでした。汗
診察では、自然周期とホルモン補充周期のどちらにするかを聞かれました。
どちらにもメリット、デメリットがあると説明を受けました。

メリットデメリット
自然・薬が少ない・通院回数が多くなる
・移植できない可能性あり
ホルモン補充・通院回数が少ない
・移植日の調整可能
・薬が多い
・出産時に出血が増えるリスク

通院前からホルモン補充周期がいいかなと思っていました。
が、出産時に出血量が増えるリスクがあると聞き、決断が揺らぎました。
事前にいろいろ調べていましたが、この情報を耳にしたのは初めてで…。
先生に詳しく聞いてみると、リスクの高さは通常が1,000人に1人のところ、300人に1人ほどになるとのことでした。
また、この情報は、割と最近から言われ始めるようになったそうです。
迷いましたが、通院の回数が増えるのと、なにより移植に適したタイミングが休診日だった場合などに移植ができなくなるのを避けたく、ホルモン補充周期を選びました。
そして今度は子宮内膜を厚くするための薬を2種類から選ぶことに。
エストラジオールという飲み薬とエストラーナという貼り薬。
飲み薬は毎日飲まなければならない一方、貼り薬は2日に1回貼り替え、妊娠率はどちらも変わらないのだとか。
貼り薬でかぶれると嫌だなと思ったので、飲み薬を選びました。
この日は薬の説明を看護師さんから受けて終わりでした。
薬の飲み方は下記の通り、指示がありました。

タイミング\薬の名前エストラジオール通院
D3朝夜1錠ずつ
D4朝夜1錠ずつ
D5~6朝夜2錠ずつ
D7~12朝3錠、昼2錠、夜3錠
D13朝3錠、昼2錠、夜3錠

採卵周期では、選択の余地はなく、先生の言うとおりに進めていく感じだったので、移植周期ではいろいろと選べるのだな~と思いました(病院ごとの方針によると思われます)。

移植日決定

③の通院は前回の流れとほぼ同じで、血液検査→内診→診察→薬の説明でした。
ホルモン値、血液検査ともに問題ありませんでした。
ホルモンの値より、もうひと押しで排卵というタイミングのようで、これまで服用していたエストラジオールを、この日から1日8錠から9錠に増やしましょうね~と言われました。
また、子宮内膜を厚くするためにデュファストンという飲み薬と、膣剤も追加することに。
膣剤はルテウムとワンクリノンという2種類から選べました。
どちらも妊娠率は変わらず、ルテウムは1日2回、ワンクリノンは1日1回だったので、ワンクリノンにしました。
ワンクリノンは回数は少ないですが、かたまりのようなおりものが出るとのことでした。
そして、このタイミングで移植日を決めました。
3つの日程が候補で、1番早い日を選びました。
この日も看護師さんから薬と移植日の説明がありました。
薬の飲み&使い方は下記の通りでした。

タイミング\薬の名前エストラジオールデュファストンワンクリノン通院
D14朝昼夜3錠ずつ
D15~19朝昼夜3錠ずつ朝昼夜1錠ずつ朝1回
D20朝昼夜3錠ずつ朝昼夜1錠ずつ朝1回〇移植

移植日の決定に伴い、妊娠判定の日も決めました。
移植日の10~14日後のいずれかが選択肢で、曜日の兼ね合いで14日後を選びました。
わたしの行っている病院では、血液検査で妊娠判定をするとのことでした。
また、移植から2週間後のタイミングだと、場合によっては胎嚢が確認できることもあるようで、妊娠していた場合はエコー検査もするかもしれないのだとか…!
当たり前ですが、看護師さんは慣れっこの流れなので淡々とお話ししていましたが、わたしは初めての移植すらまだ迎えていない段階なので、あまり頭が追い付かず…。
という状況で、この日は終わりました。

長くなってしまったので、採卵、採卵以降についてはこちらの記事にまとめています。

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