約1年間、不妊治療をし、その間に稽留流産、移植→陰性、移植→妊娠継続の3パターンを経験しました。
行ったのは体外受精のみで、検査も体外受精に必要なもののみでした。
それを踏まえて、この記事ではトータルいくらかかったのかをまとめてみます。
不妊治療は受ける治療や病院の方針によって大きく費用が異なるので、あくまで参考までにお読みいただけたら幸いです。
不妊治療の経過については、こちらの記事からまとめています。
体外受精をするための検査費用
まずは体外受精を行うにあたり、夫婦それぞれ検査を受けました。
その費用は以下の通り。
| 内容 | 金額 | 保険・自費 |
| 妻の検査 | 14,200円 | 自費 |
| 夫の検査 | 14,300円 | 自費 |
| 妻の診察(検査結果を聞く) | 530円 | 保険 |
| 夫の診察(検査結果を聞く) | 530円 | 保険 |
| 文書料 | 3,800円 | 自費 |
| 合計 | 33,360円 |
妻=わたしの受けた検査は甲状腺と性病の検査、夫が受けたのはB型肝炎、性病に加え、精液の検査でした。
検査はいずれも自費診療でした。
検査結果を聞く診察は保険診療でした。線引きが謎です。
わたしの住む自治体では、不妊検査の助成金が出たのですが、その助成金を申請するための書面を病院に発行してもらう必要がありました。
文書料は、その書面の費用です。
採卵~凍結の費用
検査で夫婦とも問題がなかったため、採卵のための通院が始まりました。
卵胞チェックの通院および、卵胞を育てるための投薬、採卵から受精卵凍結までにかかった費用はこちらです。
| 内容 | 金額 | 保険・自費 |
| 卵胞チェック+検査(妻)+投薬 | 21,980円 | 保険 |
| 卵胞チェック+投薬 | 11,010円 | 保険 |
| 採卵+投薬 | 21,760円 | 保険 |
| 採精カップ | 300円 | 自費 |
| 先進医療(タイムラプス) | 25,000円 | 自費 |
| 合計 | 80,050円 |


初回の卵胞チェック時は、わたしの保険適用になる検査も行われました。
検査の内容は、血液型や血液の固まりやすさ、性病などでした。
卵胞チェックや投薬、採卵や体外・顕微授精、受精卵の管理費などは保険適用でしたが、採卵の日に使った採精のためのカップや先進医療のタイムラプスは自費でした。
なお、これらの治療は同月内で収まったため、高額療養費が適用になり、採卵以降の培養費や採卵後の子宮のチェックなどの保険適用の治療費は支払いが発生しませんでした。
移植→陽性判定→稽留流産時の費用
胚盤胞が凍結できたため、いよいよ移植周期に入りました。
しかし、採卵翌月の周期では卵巣内に遺残卵胞があったため移植は見送りとなり、翌々月に移植することになり、さらにこの移植では妊娠には至ったものの初期で流産となりました。
その一連でかかった費用がこちらです。
| 内容 | 金額 | 保険・自費 |
| ★卵胞チェック(遺残卵胞あり)+投薬 | 5,280円 | 保険 |
| 卵胞チェック+投薬 | 5,100円 | 保険 |
| 卵胞チェック+投薬 | 5,830円 | 保険 |
| 移植+投薬 | 42,140円 | 保険 |
| 妊娠判定+経腟エコー(胎嚢確認)+投薬 | 5,770円 | 保険 |
| 文書料 | 3,800円 | 自費 |
| 経腟エコー(妊婦検診)+投薬 | 5,500円+6,790円 | 自費+保険 |
| 経腟エコー(流産判明) | 1,820円 | 保険 |
| ★経腟エコー(子宮の状態チェック) | 1,820円 | 保険 |
| 経腟エコー+病理検査+投薬 | 5,610円 | 保険 |
| 経腟エコー(子宮の状態チェック) | 1,820円 | 保険 |
| 合計 | 91,280円 |
※★は必須ではなかった受診




妊娠判定までは不妊治療として保険適用でしたが、その次からの妊婦検診となるエコーは自費でした。
ただし、わたしはホルモン補充周期での移植だったため、妊娠してからも薬の服用が続いており、投薬については保険適用でした。
さらにその次の流産がわかった受診時のエコーは、再び不妊治療の扱いで保険適用となりました。
流産後、自然排出を待ったため、手術費用は発生していません。
なお、最後から2番目にある病理検査は、自然排出した胎嚢を対象としたものです。
この時の投薬は、子宮の収縮を促す薬が処方されました。
不妊治療でも自治体から助成金が出たので、助成対象金額に達した段階で、再度書面を発行してもらいました。
移植→陰性判定時の費用
2回目の移植は流産後に1回の生理周期を見送る必要がありました。
ですが、早く移植をしたかったため、流産後最初の生理が来たタイミングで受診し、移植周期の生理を早めるためのピルを処方してもらいました。
ピルの処方から始まり、移植~陰性となった周期の費用はこちらでした。
| 内容 | 費用 | 保険・自費 |
| ★投薬 | 1,160円 | 保険 |
| 卵胞チェック+投薬 | 5,160円 | 保険 |
| 卵胞チェック+投薬 | 5,620円 | 保険 |
| 移植+投薬 | 47,370円 | 保険 |
| 妊娠判定 | 1,480円 | 保険 |
| 合計 | 60,790円 |
※★は必須ではなかった受診
2回目の移植もホルモン補充で行いました。
また、先進医療のアシステッドハッチングとヒアルロン酸培養液をしてもらったので、1回目の移植より費用が高くなりました。
妊娠判定で陰性となったため、その後のホルモン補充のための投薬はありませんでした。
移植→妊娠継続時の費用
3回目の移植もホルモン補充で行い、アシステッドハッチングとヒアルロン酸培養液の先進医療を付けました。
この移植では再度、妊娠でき、無事に9週まで継続を確認できたため、不妊治療クリニックを卒業となりました。
その際の費用がこちらです。
| 内容 | 費用 | 保険・自費 |
| 卵胞チェック+投薬 | 3,620円 | 保険 |
| 卵胞チェック+投薬 | 5,110円 | 保険 |
| 移植+投薬 | 47,500円 | 保険 |
| 妊娠判定+投薬 | 4,820円 | 保険 |
| 経腟エコー(妊婦検診)+投薬 | 5,500円+7,180円 | 自費+保険 |
| 経腟エコー(妊婦検診)+投薬 | 5,500円+6,450円 | 自費+保険 |
| 経腟エコー(妊婦検診)+紹介状 | 11,300円 | 自費 |
| 合計 | 96,980円 |
1回目の移植同様、妊娠判定以降のエコー検査は妊婦検診扱いとなり自費診療、ホルモン補充の薬のみ保険適用でした。
不妊治療クリニックでの妊婦検診は5週(胎嚢確認)、7週(心拍確認)、9週にあり、9週の検診では、その後妊婦検診を受ける病院への紹介状を出してもらいました。
また、9週まででホルモン補充の薬が終わったので、薬の処方はありませんでした。
3回目の移植では、これまで試していない方法を、ということで胚盤胞の2個移植をしたのですが、移植の費用は1つの時と変わりませんでした。
トータルでかかった不妊治療費
ここまでの治療費、すべてを合計すると以下のようになりました。
| 内容 | 費用 |
| 検査 | 33,360円 |
| 採卵~凍結 | 80,050円 |
| 移植1回目→流産 | 91,280円 |
| 移植2回目→陰性 | 60,790円 |
| 移植3回目→妊娠継続で不妊治療クリニック卒業 | 96,980円 |
| 合計 | 362,460円 |
治療期間は約1年ほどで、その間に362,460円がかかりました。
自治体からの助成金で、検査費はほぼ賄うことができ、治療費に関しても3分の1程度はカバーできたので、実際に支払った額は25万円弱ほどになりました。
この金額は人によって高いと感じるか安いと感じるかさまざまだと思います。
わたしはお金のことはよくわからずに治療を開始して、ひとまず1年間、もしくは100万円かかるまでがんばると思っていたので、それを考えるとあまり高額ではなかったのかなと思います。
ですが、このほかに病院までの交通費もかかりましたし、病院に行くための仕事の調整、あとはなんといってもうまくいかなかった時の気分の落ち込みなど、不妊治療にはお金だけではない大きな負担がかかりました。
すでに保険適用になったり、助成金が出たりと徐々に治療のハードルは下がってきていますが、それでも大変な治療なので、金銭面だけでも今後さらに補助が出るようになったらいいなと思います。